
あまりそうな食材は最初から冷凍
買い物したあとで「たくさん買い過ぎた…」と思うことありませんか?買い過ぎてしまうと冷蔵庫はパンパンで、使い切る前に痛み始めてしまうことも。
悪くなってしまってからではどうにもなりませんが、食べきれないと分かっているものは先に冷凍保存しておくのがおすすめです。新鮮なまま冷凍しておけば、解凍したときも美味しくいただけます。また、冷凍しておくことで火の通りが早くなったり、栄養がふえたりする食材もありますので、冷凍保存を有効活用して美味しく効率よく調理しましょう。
冷凍保存のメリットとは?
冷凍保存にはメリットがたくさんあります。上手に使いこなせばとても料理が楽になるので、メリットをご紹介します。
保存期間が長くなる
生物は保存期間が短く、悪くなりやすいですが、冷凍したら保存期間が伸びるので、慌てて消費するようなことはありません。冷凍で期限が無限に伸びるわけではありませんが、毎日同じものを食べなくてはいけないということはなくなりますので、ゆっくり料理のアレンジも楽しめます。捨てる食品が減るということは、お財布にも優しくなりますね。
調理が効率よくなる
冷凍保存する際は、適度なサイズにカットしたり、下茹でしたり、下ごしらえします。使いたいときには既にカットしてあるものをササっと取り出して使うだけ。忙しい朝や、いつでも腹ペコの子供を持つ家庭には時短調理ができるのでおすすめです。冷凍したあとは火が通りやすかったり、味がしみやすかったり、調理時間が短くなるので、ガス代が安くなることも。冷凍保存調理はコスパよく節約できるのがポイントです。
安い時期に買い込めるのでコスパがいい
野菜もお肉も安い日に買いたいですが、冷蔵庫の中を想像するとまた今度…とあきらめてしまうことありませんか?冷凍保存なら、安い日にたくさん購入しても下処理して冷凍保存しておけばOK。食べたいタイミングで解凍して使えるので、食材を捨てることもなく経済的です。スーパーの安売りのときは買い込んでおけますよ。
上手に冷凍保存するためのルール
買ったらすぐ冷凍
食べきれなかったら冷凍するという「あとで冷凍」はNG。購入した日に食べきれない分をすぐに冷凍しましょう。冷蔵庫で保存していても少しずつ悪くなっていってしまうので、あとで冷凍するのであれば新鮮なうちに冷凍しておくのがベストです。すぐに食べる分だけ取り分けておいて、残りは下ごしらえをして冷凍しておきましょう。
冷凍保存はサイズが大事
野菜やお肉、魚などの食材をそのままの状態で冷凍するのはNGです。解凍や調理するときのことを考えて、冷凍する前にカットしたり小分けにしたり、1回で使い切れる量や使用したいサイズにしておきましょう。
小分けを作るときはできるだけ平たくしておくのがポイントです。冷凍されるスピードも、解凍する時間も分厚い状態より早くできます。
水分をしっかり切ってから冷凍
魚やお肉はドリップが出ている場合がありますが、水分はクッキングペーパーでしっかりふき取りましょう。野菜や下ごしらえ後の食材も水を切ってから冷凍します。水分が残っていると霜が出てしまい、食材の味が落ちてしまうことも。下準備はしっかりしておきましょう。
密封して空気に触れさせない
ラップや冷凍用パックを使うときは、空気に触れないようにピッタリとくっつけて空気を抜きます。ジップロックなどの袋に空気がたくさん入っていると、食材が酸化して悪くなってしまいます。空気が抜きやすいジッパータイプを使うのがおすすめです。
日付はきっちり記載しておく
冷凍は無制限に保存できるわけではありません。たくさん冷凍するようになってくると埋もれてしまうこともあります。冷凍した食材も早めに食べたほうが美味しいので、日付を確認しながら使っていくようにしましょう。
いつのものなのかが分かれば優先的に調理できるので安心して使えますよ。
金属トレイを使って急速冷凍
ラップやジップロックのまま冷凍するより、金属製のトレイに乗せて冷凍庫へ入れたほうが早く冷凍できます。巷でアルミホイルを使うと急速冷凍ができると言われていますが、実際はできません。アルミホイルを使うと逆に冷気に触れにくくなって時間がかかってしまう可能性がありますので、アルミホイルは使わないほうが得策です。
冷凍前の種類別下ごしらえ
下ごしらえしておくと解凍したあとの調理過程が減らせるのでとても便利。上手に下ごしらえをして美味しく時短料理しましょう。
お肉下ごしらえ
バラやスライスのお肉は1回分に小分けして保存します。味付きで冷凍しておくと、使いたいときにそのままフライパンへ入れて炒めるだけで完成できるのでおすすめ。
生姜焼きの味付けをする場合は、ジップロックにお肉と塩コショウ、ショウガと醤油・みりん・酒などを入れて汁が出ないように空気を抜いて冷凍します。鶏肉に唐揚げの下味を付けた状態で冷凍しておけば、味がしみたお肉を揚げるだけなので、面倒な揚げ物でも簡単に調理できますよ。
ひき肉の場合は、ジップロックに適量入れて空気を抜きながら平らになるように閉めます。菜箸などで上から十字に押し当てて四等分にします。解凍するときは、四等分の筋に沿って曲げれば1回で使える量が取り出しやすくなりますよ。
魚の下ごしらえ
鮭などの切り身はドリップをふき取って1食分ずつラップで小分けします。ジップロックにラップした魚を重ならないように並べて空気を抜いてから保存しましょう。切り身をほぐした状態で冷凍するのもおすすめ。ひき肉と
同じように使いやすいサイズにラインを引いて冷凍すると使いやすくなります。ぶりなどの切り身には酒・みりん・醤油・ショウガなどを入れてから冷凍。汁ごと火にかければぶり照りができ上りです。
味噌や麹なども同様に下処理した魚と一緒に冷凍しておくと、味がしっかりしみた煮つけになりますよ。
青魚は3枚おろしにして、ウロコやハラワタ、骨を抜いた状態で冷凍します。冷凍前と比べて解凍してから骨を抜くという作業は難易度がアップ。事前に下処理しておきましょう。
エビの場合もカラと背ワタなどの不要な部分を取ってから冷凍します
野菜の下ごしらえ
キャベツや小松菜などの葉野菜は、使いやすいサイズにカットして水気を取ります。野菜を潰さないようにできるだけ空気を抜いて平らにした状態で冷凍します。ギュッと押しつぶしてしまうと使いたいときに葉同士が引っ付いてしまって取り出しにくくなってしまうため、空気を抜くときは軽く押さえるくらいにしましょう。サツマイモやジャガイモは下茹でしてマッシュした状態にしておくのがおすすめ。そのまま冷凍すると解凍後に灰汁が出てしまったり、筋っぽく感じてしまったりするため、丸ごとの冷凍は不向きな野菜です。キノコ類も冷凍ができます。むしろ冷凍すると栄養が増すので冷凍がおすすめです。キノコの石づきを取ってほぐした状態で冷凍したら、使うときにそのままパラパラとスープにも炒め物にも加えるだけでOKです。
冷凍保存した素材の解凍方法
カットした野菜などはそのまま炒めたり、スープに入れたり取り出しやすくしているので解凍は不要です。
下味付のお肉
生姜焼きのように味付けをして炒めるだけの状態のお肉はそのままフライパンへ取り出し、火にかけて解凍しながら炒めていきます。
唐揚げなどのお肉に火を入れずに調理が必要なものに関しては、調理する日の朝に冷蔵庫へ移動し、夜自然解凍した状態で調理するのがおすすめ。すぐに使いたいというときは、袋に入れたままボールに入れ流水で解凍していきます。水が入らないようにシッパーの部分は水につけないようにしましょう。
カレーや汁物
汁が出やすい調理済みの料理は鍋で湯煎をしながら解凍する方法がベスト。時間があるときは冷蔵庫に移して自然解凍させてから温めるのがおすすめです。時間がないときは入れ物に凍ったまま取り出し、レンジで加熱する方法があります。水分が飛んでしまう場合がありますので、状況に応じて水を足しながら加熱していきましょう。
冷凍保存に向いている容器
冷凍保存する際に、ジップロックのようなジッパー付きの袋を使うほか、タッパーや容器を使う方法もあります。
タッパーでは煮物や調理済みの料理を1人前ずつ小分けして入れておくと、レンジで温めるだけですぐに食べられるので、あと一品欲しいなというときに使いやすいです。タッパーを選ぶときには耐熱温度と気密性をチェックしておきましょう。冷凍庫のマイナス20度からレンジで加熱した際に、耐熱容器ではないタッパーだと割れてしまうことがあります。冷凍保存用に使うタッパーは蓋つきでそのまま温められるタッパーがおすすめです。
ダイソーなどの100均で売っているプラスチック製品は冷凍した状態で落とすと簡単に割れてしまうので注意。コスパはいいですが、耐久性は劣ります。
カットした野菜や下味付のお肉を冷凍する際は保存袋がベストです。キャベツのような野菜は容器に入れるとかさばってしまうので、袋がおすすめ。ネギやオクラなどの細かいカット野菜は小さなタッパーに入れておくほうが便利です。サイズや食材に合わせて入れ物を用意しておきましょう。
冷凍保存できない食材
一般的に冷凍しない方がいいと言われている食材はこちらです。
レタス、きゅうり、ナス、ごぼう、たけのこ、卵、豆腐、白菜、こんにゃく、スイカ、切り餅など。
野菜は解凍した際に水が出てクタクタになっていまうため、あまり冷凍に向きません。卵は冷凍するとゴムのような状態になってしまいます。茹でても焼いても加工した後でも卵は食べられません。豆腐も冷凍してしまうとすかすかになって高野豆腐みたいになってしまうので注意が必要です。
冷凍保存のまとめ
基本の冷凍保存ルールを守れば廃棄する食材が減り、調理時間が短くなり、お財布にも優しくおいしい料理がいただけます。ちょっとしたひと手間だけなので、簡単に取り入れられます。凍らせてもいいいものなのか困ったときは、調べてから冷凍してみましょう。